飼っている猫の凶暴化を体験した方って、どれくらいの割合でいるのでしょうか。
猫が凶暴化するということ自体、知らない方も多いかと思います。
今回、私は家族として5年半ともに暮らしてきた愛猫、ロシアンブルーの凶暴化を体験しました。
その体験をこのブログにすべて書き記すにあたって、まずはお断りしておきます。
結果的に私は、
猫を手放しています。
この事実に怒りを覚える方は、
これ以上は読み進めないでください。
このことについて誰かと議論したり、
傷つけあったりするために、
このブログを立ち上げたわけではありません。
- 突然の猫の豹変に何が何だかわからない方
- 猫の凶暴化にどう対処していいか困っている方
- 猫の凶暴化という現実を受け止めきれていない方
- これからどうなっていくのか先が見えず不安な方
- 相談できる相手が誰もいない方
などなど、
今まさに猫の凶暴化で苦しんでいる方の参考になればいい、
少しでも救いになればいいと思い、
ここに猫の凶暴化の体験談を書き記すことにしました。
猫の凶暴化は突然に起きる！
愛猫の凶暴化は、
前触れなくある日突然に、
いや、ある瞬間に、突然に起こります。
あなたの愛猫がどんなにおとなしい性格であったとしても、
ひとなつこく、
甘えたな性格であったとしても、
たとえ何年も一緒に家族のように暮らしていたとしても、
突然起こります。
そしてその瞬間から、
目に入れても痛くない存在から、
恐怖の対象へと豹変してしまいます。
愛情がなくなるわけではありませんが、
あの恐ろしさと悲しみは、
体験したひとにしかわからないと確信しています。
凶暴化と凶暴猫は違う
よく勘違いされるのが、
凶暴な猫と凶暴化の違いです。
気性が荒いとか、
怒ったら引っ掻いてくるとか噛み付いてくるとか、
その猫の性格や性質とかそういうことではありません。
穏やかだった猫が、
爪すら立てなかったような猫が、
何かのきっかけを境に、
豹変するのが凶暴化です。
その姿は小さいながらも、
虎や豹などの猛獣を思わせるほどのものです。
これは決して大げさではないと思っています。
私は、
子猫のときから5年半も一緒に暮らした、
すごく自分になついてくれていたロシアンブルーを、手放しました。
今となっては
「他にやり方があったのではないか？」
「あのときこうしていれば良かったのではないか？」
などなど、
その対処に悔やまれることもあります。
でもあのときは、
何をどうしていいかわからなかった。
動物病院ですら、
頼りにはならなかった。
何より不安で怖かった。
しかし現在、
このブログを立ち上げたことで、
私以外にもたくさんの方が、
猫の凶暴化で苦しんでいるということを知りました。
そして寄せられるコメントやお便りから、
- 猫の凶暴化にも色々なケースがあること
- 皆さんがどう対処しているのか
などの情報を、僅かではありますが、
知ることができるようになりました。
それらは、
各ページのコメント欄や
「皆さんの体験談」に掲載してあります。
そして私の愛猫、
ロシアンブルーが凶暴化してから手放すまでを、
詳しい状況だけでなく、
そのときの私の感情や、
どう考えたのかなども、
たとえ愚かな行動や考え方であっても、
隠さずにこのブログに書き綴っています。
自分で読み返しても、
「何やってるんだ！」と、
「こいつ何考えてるんだ！」と、
怒りや悲しみを感じずにはいられません。
だからこそ、
そのまま皆さんに公開することにしました。
私と同じようには
なってほしくないから。
もし読み進めていく中で私に怒りを感じ、
どうしてもひとこと言ってやりたいと思われたなら、
問い合わせフォームより直接メールをください。
コメント欄は多くの方の目に触れる場所なので、
他人を傷つけたり不快な思いをさせるだけの内容だと判断した際は、
承認いたしません。
この手記を読むことで何かが解決するわけではありませんが、
猫の凶暴化で苦しんでいる方の、
何らかのお役に立てることを願っています。
私以外の、
読者の皆さんから寄せられた、
猫の凶暴化の体験談はこちらからお読みください。